南北関係の回復、多国間対話が答えだ【寄稿】
李在明(イ・ジェミョン)政権の朝鮮半島政策の構想は進化を繰り返してきたが、ある程度輪郭が見えてきた。李在明大統領はピースメーカー(平和の仲裁者=米国)・ペースメーカー(助力者=韓国)論を提示し、朝米対話を南北関係の回復の動力にするとの意志を明らかにした。また、北朝鮮との対話再開の敷居を下げた中止-削減-非核化という3段階の北朝鮮核問題の解決策を提示するとともに、交流(Exchange)-正常化(Normalization)-非核化(Denuclearization)を並行して推進するという「ENDイニシアチブ」を明らかにした。